行政書士ストックビジネス研究所

行政書士の集客方法ガイド紹介・ホームページ・検索・SNS・連携を、開業の段階ごとに使い分ける

最終確認日:2026年10月28日(次の見直し:2027年4月)|文:行政書士ストックビジネス研究所 所長 嶋 啓二

「開業したけれど、お客様がなかなか来ない」「毎月、新しいお客様を探すのに追われている」―― 行政書士の先生から、いちばん多く聞くお悩みが集客です。 このページでは、行政書士の集客方法を7つに分けて比べ、開業の段階ごとに、どれから始めればいいかを整理します。 そして最後に、集客の負担そのものを軽くする「続く関係」のつくり方をお伝えします。

30秒でわかる、この記事の結論

  • 行政書士の集客は紹介・ホームページと検索・地図検索・SNS・セミナー・士業連携・いまのお客様の7つ
  • 開業直後は紹介といまのつながり、並行してホームページに専門分野をはっきり書くのが近道
  • どの方法でも、「何の先生か」が一言で伝わることが、選ばれるいちばんの条件
  • 新しいお客様を追い続けるより、いまのお客様と続く関係をつくるほうが、売上は安定する

行政書士の集客がむずかしい3つの理由

1. 同じ地域・同じ分野の先生が多い

総務省の「行政書士の登録状況(令和6年度)」によると、令和6年度末の行政書士の登録者数は52,734人、 令和6年度の1年間の新規登録者数は3,298人です。 毎年たくさんの先生が新しく開業するため、「行政書士です」だけでは、お客様から見て違いがわかりません。

2. お客様が手続きを必要とするタイミングが限られる

許認可や在留手続きは、お客様にとって「事業を始めるとき」「人を雇うとき」など、決まったタイミングにしか必要になりません。 必要になった瞬間に思い出してもらえるかどうかが勝負です。

3. 仕事が単発で終わりやすい

手続きが終わると、お客様との関係もいったん終わります。そのため、売上を保つには毎月新しいお客様を見つけ続けなければなりません。集客の苦しさの多くは、実は「仕事が続かない形」から生まれています。

集客方法7つの比べ方

代表的な集客方法を、「だれに届くか」「効果が出るまでの早さ」「特長」で並べました。研究所の見方として、目安にしてください。

方法だれに届くか効果が出るまで特長
紹介知人・前職・お客様・他士業から早い(つながり次第)専門分野がはっきりしているほど強い
ホームページ・検索「地域名+手続き名」などで探している人遅い(数か月〜)一度育つと長く効く。専門分野をしぼるほど有利
地図検索(Googleのお店情報)近くの事務所を探している人中くらい地域の個人・小さな会社に強い。口コミが効く
SNS・note発信を見て信頼してくれた人遅い人柄が伝わる。依頼より「つながり」づくりに向く
セミナー・勉強会業界団体・商工会・会社の集まり中くらい一度に多くの社長と会える。法人のお客様に強い
士業・専門家との連携税理士・社労士・司法書士・金融機関のお客様中くらい同じお客様を持つ相手と、お互いに紹介し合える
いまのお客様すでに手続きを頼んでくれた人いちばん早い信頼がある。次の手続き・別の相談・紹介につながる

表のいちばん下の「いまのお客様」が、もっとも早く、もっとも費用がかからない集客です。 新しいお客様ばかりを追いかけると、この一番の財産を見落としがちです。

開業の段階ごとに、どれから始めるか

開業前〜6か月目:つながりと「何の先生か」

6か月〜1年目:紹介の流れと、検索の土台

2年目〜:いまのお客様と、続く関係

紹介が生まれるしくみをつくる

行政書士の集客で、いちばん強いのは紹介です。紹介は「運」ではなく、次の3つで増やせます。

  1. 紹介してほしいお客様を一言で言えるようにする:「建設業の許可を取りたい会社」「外国人を雇いたい会社」のように、相手が思い浮かべやすい言い方にする
  2. 紹介してくれた人に、結果を報告する:「ご紹介の〇〇様、無事に許可が下りました」の一言が、次の紹介を生む
  3. 紹介してくれる人にも役立つ情報を届ける:他士業や金融機関のお客様にも関係する制度の発表は、喜ばれる話題になる

行政書士ストックビジネス研究所の記事には、お客様へそのまま送れる案内文が付いています。 制度の発表をきっかけに、紹介してくれる人やお客様へ連絡するネタとしても使えます(サイトの使い方)。

ホームページと検索で選ばれるために

ホームページは「作ったら終わり」ではありません。お客様が問い合わせを決めるまでに見るところを、順番にそろえます。

そろえるものなぜ大事か
一行でわかる専門分野開いて3秒で「自分のための事務所だ」と思ってもらうため
よくある質問検索で見つけてもらいやすく、AIの検索にも引用されやすい
料金の考え方「いくらかかるかわからない」が、問い合わせをためらう一番の理由になりやすい
流れと期間依頼から完了までの見通しが立つと、安心して相談できる
先生の顔と人柄同じ手続きなら「この人に頼みたい」が決め手になる
問い合わせのしやすさフォーム・電話・LINEなど、お客様が使いやすい入口を用意する

検索からの問い合わせは、育つまでに数か月以上かかるのがふつうです。開業したらすぐに始め、少しずつ足していくことが、いちばんの近道です。

集客より大事な「続く関係」

ここまで集客の方法を見てきましたが、研究所がいちばんお伝えしたいのは、集客の量より「続く関係」のほうが売上を安定させるということです。

行政書士のお客様である中小企業の多くは、「人が採れない」「すぐ辞めてしまう」という悩みを抱えています。 許認可や在留手続きで信頼を得たお客様に、採用と定着を支える月額のサービス(採用支援)を続けて提供できれば、 新しいお客様を探さなくても、毎月の売上が積み上がっていきます。

くわしくは行政書士の売上アップは「継続収入」で決まるにまとめています。 採用支援の始め方は、採用定着士の無料セミナー(PR)で確かめられます。

集客で気をつけたいこと

よくある質問

Q. 行政書士の集客は何から始めればいいですか?
A. 開業したばかりなら、まず「紹介」と「つながりのある人への案内」から始め、並行してホームページに専門分野をはっきり書くのがおすすめです。検索からの問い合わせは育つまでに時間がかかるため、早く始めるほど有利です。
Q. 行政書士はホームページだけで集客できますか?
A. ホームページは大切な土台ですが、作っただけでは問い合わせは来にくいのが現実です。専門分野をしぼった内容、よくある質問、料金の考え方、更新の続く情報発信をそろえ、紹介やSNSと組み合わせると効果が出やすくなります。
Q. 行政書士の集客にSNSは向いていますか?
A. 個人のお客様の分野や、同業・他士業とのつながりづくりには向いています。ただし、SNSだけで依頼が安定することは少ないため、ホームページやメール配信など、自分の持ち物の場所へつなぐ使い方がおすすめです。
Q. 紹介を増やすにはどうすればいいですか?
A. 紹介してくれる人に「どんなお客様を紹介してほしいか」を一言で伝えられるようにすることが第一歩です。専門分野がはっきりしているほど紹介されやすくなります。紹介してくれた人への報告とお礼も欠かせません。
Q. 新しいお客様を探すのに疲れてしまいました。
A. 新しいお客様探しが毎月ゼロから始まるのは、仕事が単発で終わる形だからです。手続きのあとも続く月額のサービスを持つと、集客の負担が軽くなります。当サイトでは、その方法として採用支援をご紹介しています。

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出典

公的な数字は、次の一次情報で確かめたものです(最終確認日:2026年10月28日)。

更新の予定:次の見直しは2027年4月です。

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